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この本おもしろいです♪
活字ばかりで挿絵は数ヶ所しか無いけれど引き込まれて読めますo(^-^)o
八月に出版されたばかりの本で図書館の新刊コーナーにありました。
何のためにヒトは眠るのか、何のためにヒトは夢をみるのか?という問いに迫る本です。

どうやらヒトは記憶の整理のために眠るらしい…その日にあったことを眠り(夢)によって脳の中で再現して重要なもの→長期記憶へ、重要でないもの→短期記憶へ
ってことをしているみたいです。
爬虫類以下の生物はこのシステムがないので、ことが起こったその場で同じことをやっているらしい。
カモノハシ(ご存知でしょうか?)という哺乳類なのにタマゴを産む生物も記憶の処理を眠っている間にはしないんだって。つまり、パソコンで仕事をしている最中に裏側でもう一つ仕事をしている状態で、効率が良くない。この同時処理をヒトもしていたとすると頭の大きさが巨大になって今の骨格ではさ支えきれないそうです。
哺乳類は眠っている間に処理をしているから効率がいい。
ちなみにイルカは水の中で泳いでないとならないので脳を半分ずつ(右脳のみ、左脳のみ)休ませる(眠らせる?)ことができるらしい。うーむ、効率的かも???
…で夢ですが、眠っている時には制御(自制とか)機能は休んでいるので夢は突飛なことに話が展開し、脳は何とかツジツマを合わせようと自動でするから変なストーリーになったり、場面がコロコロ変わったり、登場人物が変更されていたりするみたい(笑)
この制御されていない夢を使って創造的な型破りな解決策を見つけるように眠る時に(眠りに入る時に)自己暗示をかけて眠り、解決策が得られることを「夢の孵化」と呼ぶそうです♪
あ、それから、夢占いはあてにならないけど、覚えていた夢は何らかの意味があるかも知れない様子。
覚えていたということは、そのことを自分が長期記憶に振り分けたんじゃないか、と思われるのです。恐らくf^_^;
一体どんな意味があるのか?は、ご自身にしかわからないし、ご自身にしか意味がないことだけれど「自己を認識する私とは一体何なのだ」という問いに対して、自己を知る(自分と対話する)キーとなりそうなのが夢らしい。

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