急いで急いで行かなきゃならないと思わされている現代では
オートマ化が当たり前です。
何でも自動。
そして(驚かないでくださいね)心の反応も自動なの。
小さな小さなお子さんは、まだまだデータが少ないから
そんなことはないと思うけれど、私たち「大人」と言われる
チョットは長く生きている人は知らないうちに
“こういうことがやってきたら、こう反応する”というルートが
出来上がっている。
モノゴトを思いだすのに脳の働きでニューロンとかシナプス
とか学んだの、覚えていらっしゃいますか?
何度も思い出したりするとシナプスから何とか物質が出て
結合が強くなって、その事柄を思い出しやすくなるというの
です。
脳に蓄積されたデータ自体はあるのに、なかなか結合が
うまくいかず、○○さんの顔は思いだせるのに
名前が出てこない(思い出せない)とか、こんな物体なんだけど
なんていう名前だったか示す言葉が出てこないという現象
がありますが、それは、結合が良くないから。
脳はこうして自然に忘れていくが、毎日思い出しているものは
忘れにくい。
感情は脳ほど新しいデータが入らないので、同じルートを
同じルールで回り続けることが多い。
ふと立ち止まって考えることができれば
「なぜあのときに、あのような言動をしてしまったのだろうか?」
と言うことがあるのに、感情のオートマに気づかずにいると
だんだん凝り固まってきます。
もし「こういう風には考えない」と言うことがあったら意識して
見てください。
そして、そんな感情のオートマが発生したら
「その考えは私の考えじゃないから、コッチに軌道修正」って
やってあげて、感情のオートマに別のルートを作ってね。
私の場合だと「どうしてあの人、規則どおりに動かないんだろう?
私は間違っていないのに!」と思ってしまうことがあります。
でも、これは過去の私。
過去の私の考えを感情オートマ君が採用して、自動応答
シテクレチャッテイルワケ。
こんなときは「この人、私とは違う行動をしているけれど
どうしたんだろう? 何か別の考えがあるのかな?
きいてみようか。」とか「今、特に考えずに行動しているだけ
なのかもしれないな。良く話を聞いてみよう。」というのを
採用するようにしています。
「私、間違って『やっちゃってる?(笑)』」とかね。(^^;;
こういう、自分のクセに気づくと 勝手に怒ってしまう私 や
勝手に悲しくなる私 を作り出さなくて済みます。
「これは今の私の感情じゃない。」というようにしてみてね。
最初大変だけど、すぐに慣れるから♪
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