上手い話には裏(?)がある!
くりっく株365の金利ルール変更
「くりっく株365」という取引所取引によるCFDがあります。
FXと同じように(というかFXがCFDの一種)レバレッジが掛けられます。
2017年12月18日から「くりっく株365」の金利ルールが変更され、毎日金利支払が発生するようになりました。
2017年12月17日まで 適用金利 円金利(日銀により決定された無担保コール翌日物誘導目標) → ゼロ金利のため金利負担は有りませんでした。
2017年12月18日から 適用金利 外貨金利(先物市場価格から東京金融取引所が算出する金利) → ルール変更の発表があった2017年11月の予想金利負担よりも実際の金利負担はかなり重いものになりました。
人気じゃないものを狙う方が安定するかも?
「くりっく株365」は話がうますぎたんですよね。
レバレッジをかけて取引ができ(少ない資金で利益が出せる)、為替変動も無く、配当金も受け取れたのですから。
投資家の方でも警戒心を持って「くりっく株365」に投資していない方もいらっしゃったのではないでしょうか。
特に人気のダウ30は、ルール変更の発表があった2017年11月の予想金利負担が102円/日だったのですが、実際の金利は175円/日となっています(金利は変動します。今後米国の金利上昇が予測されていますのでさらなる金利負担増加となりそう)。
ダウ30の年間予想配当額は、51,558円
ダウ30の年間金利負担額は、63,875円
ダウ30を買って持ち続けるだけで配当マル儲けの計画を立てていた方は計画倒れになりました。(配当金額よりも金利負担の方が高額なのでマイナスになります)
あまり人気の無い(笑)FTSE100は、ルール変更の発表があった2017年11月の予想金利負担が3円/日だったのですが、実際の金利は12円/日となっています(金利は変動します)。
FTSE100の年間予想配当額は、28,796円
FTSE100の年間金利負担額は、4,380円
2017年11月の予想金利負担の4倍と実際の金利負担は増加していますが、今のところFTSE100を買って持ち続けるだけ計画はまだ何とかなりそうです。(金利負担よりも配当金額の方が高いのでプラスになります)
念のために書いておきますが「投資は自己責任で!」お願いしますね。
(私見)レバレッジ利用投資は売買するべき!
このルール変更は、価格提示するマーケットメーカーが金利負担を2017年12月17日までしていたのですが、ダウ30が2017年に「くりっく株365」で取引できるようになってから「買ってずっと保有」する人々が増え(買い越し)続けたことによりマーケットメーカーが金利負担を続けられなくなったからのようです。
レバレッジを利用した投資で長期保有するのはダメなのかも?(どこかに歪がいつかでる)
レバレッジを利用した投資では、自分の決めたラインで売買しましょう。
FTSE100 2017年12月状況(9-11月分も(笑))
“ぷち運用”です。
現在FTSE100を3本(3ポジション)保有して配当を貯めています。目標ラインに到達したら売るように指値入れています。
レバレッジが利用できるのですが、基本的に長期保有で配当受取をメイン運用とする場合、2倍か、レバレッジをよく利用しても3倍までの運用がお勧めです。
2017年9月配当(詳細は画像でご確認ください)
2017年10月配当
2017年11月配当
2017年12月配当(12月17日以降金利負担有)
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