注目の方

全くテレビを見ないし(ウチに無いので)
情報源もラヂオのみ=タイムキーパーとして
活躍していただいてる=なので図書館で借りた
3週間ほど前には話題の人(注目の方)だとは
存じませんでした。
「アメリカは日本経済の復活を知っている」
できることをひとつずつ

筆者の方の主張は
・変動相場制の国はデフレやインフレは自国の責任
インフレターゲットに到達するまで紙幣を刷ればよい
ハイパーインフレになると懸念する方々がいらっしゃるが
 デフレからハイパーインフレに到達するためには
 一度ゼロを経由せねばならない
 よって、突然ハイパーインフレは起こらない
・日銀はインフレ抑制に関してはとても有用な手段を
 持っているし、インフレ抑制について実績もある
・世界の国々(アメリカも韓国も…)は自国の通貨を
 円安に持っていくために紙幣を増刷している

「デフレからハイパーインフレに到達するためには
一度ゼロを経由せねばならない」
これは、なるほど…と納得しました。
何でも必ずゼロを経由せねばマイナスからプラスに
転換することは無いですよね。
世界的な経済学者(ノーベル経済学賞候補者の一人)
が言うことなので全面的に信用したくなってきます。

各国が紙幣を増刷することで自国通貨を円安にする
ことに成功していることは事実なので日本も行えば
いいと思う。
ただ、今朝のように急激な円高が進むことが度々
あるので、このような急激な円高局面で世界のお金が
比較的安全と言われる円とスイスフランに逃避する
状況ではどの位の紙幣を増刷すれば日本円を円安に
持っていくことができるのだろう?

日本円を比較的安全ではない通貨にするという手も
あるが、それは選択したくないしなぁ。
円を増刷し続けていけば徐々に円安になるのかな?

「変動相場制の国はデフレやインフレは自国の責任」
ということが分かっただけでも有益でした。
結局自分(自国内の方策)によって救われるのね。

面白くて、分かりやすく書かれている本でしたよ。
おススメです。

蛇足:先日、友と話をしていて友が
   「日本は経済学部が純粋に文系だけど経済学部
   は本当は理系分野もできないといけないよね?」
   と言っていました。
   そう言われてみればそうかも~?
   経済って数字だもんね。(経世済民だっけ?)
   受験時理系だった私(農学部とか畜産学部とか…笑)
   ですが、最終的には福祉学部に行ってしまった。。。
   自分の学校にあった経済学部に転部すれば
   良かったのかも?と思うくらい興味深い本でした♪
   …だから私は経済と福祉の間に設けられた
   はみ出しコース(環境系)に居たんだな。笑。納得。

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