iDeCo(個人型確定拠出年金)の出口戦略?を考えてみる①

昨日書いた記事
インデックス投資ブロガーの定義とは?
に対してツイッターm@(エムアット)さんから
お返事があり、インデックス投資ブログじゃなくて
「投信ブロガー」だったら投票できるらしい。
m@(エムアット)さん情報をいただきありがとうございます!
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」
今年は投票してみようと思いますピンクハート

それにしても投信ブロガーってWebに強いのね。
盛んに情報交換していらっしゃるランニングすばらしいルンルン

今日のブログは長いので読むのやめてもいいよ~(笑)。

株や債券の投資信託を老後など、ある目的のために
積立ている場合、出口戦略(取崩し方法)を計画的にして
おかないと、せっかく積立てたのに損失で終わっちゃった
ということになりかねません。

株や債券が変動するから、取崩し時期にリーマンショック
などのような大暴落時期と重なったら投資額よりも
下回ることになっちゃうらしい。

ここで、対策しなきゃならないと思われるのは
iDeCo(個人型確定拠出年金)と
使う時期が確定しているもの(老後生活費とか教育費など)。

一般(特定)口座は、生活に余裕があれば暴落時期が
去るまで換金するのを待てば(5年位?)いいし、
NISAは、税金かからない規定期間(現在は5年間、2018年から始まる積立NISAは20年間)が過ぎても、待てるならば課税口座(一般(特定)口座)に移せばいいはず(海外ETFなど一部の商品は課税口座に移せないものもあるらしいので、確認してくださいね)。

問題なのは、使用時期が決まっている老後資金や教育資金、そして、iDeCo(個人型確定拠出年金)。iDeCoは一般(特定)口座に商品移せなくて、現金として給付を受けなくてはなりません。
今回は、iDeCo(個人型確定拠出年金)の出口戦略(利益が出るように考えた解約方法)を考えてみました。
(この方法で上手くいくというものではありませんので、話のネタにご利用ください)

iDeCo(個人型確定拠出年金)は60歳から受け取れますが、70歳になるまで受取を延長して、69歳11カ月まで運用し続けることができます。
60歳で受取時に暴落時期だったら暴落が収まるまで運用を続けるというのも一案だと思う。
ただ(確か)会社などの退職一時金を例えば60歳でもらってしまうと、iDeCo(個人型確定拠出年金)の一時金換算期間が、会社などの退職一時金をもらった時からになるはずなので要注意です。

もうひとつは、自分の決めたルールで安全資産(積立資金を預金・定期預金・保険商品など)にスイッチング(運用商品の切り替え)をするのが逃げ切れる(?)戦略でしょうか。

例えば、拠出開始時45歳
拠出(資金を掛ける)期間   15年
拠出額   毎月2.3万円
の人が居るとしましょう。

■拠出額を回収する場合■
上記の人は毎月2.3万円で15年間積立をするので
積立総額は414万円。
・積立総額が倍になったら半分(つまり414万円)を
安全資産にスイッチング。

さて、ここで問題。積立総額の倍になるのでしょうか?
毎年運用利率は異なりますが今は均して考えましょう。

年率3%で運用している場合、
拠出期間の15年以内 → 倍にならない。
70歳まで運用中(25年) → 倍にならない。

…年率3%だと25年以内に倍にならないのですね。

年率5%で運用している場合、
拠出期間の15年以内 → 倍にならない。
70歳まで運用中(25年) → 倍になる(21年目)。

年率5%で運用できると66歳位で倍になるので
半分を安全資産にできますね。
半分を安全資産にするということは拠出額全額
を回収することなので、安全資産に移さなかった
残りの運用資産は全部利益分ということになります。
でもこれ、仮定なので66歳位で倍になるのを
信じて待っていられるでしょうか?

なかなか胆力が要りそうですね。
もう少し考えた方がいいかもしれません。

なお、
拠出時(掛け金を出している時)手数料2,000円/年
運用指図者時(掛け金を出さず運用のみの時)
手数料1,000円/年で計算しました。
(次回へつづく)

 

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